50代独身無職になりました

50代独身無職。最愛の父の死後、おひとり様の日常。

憲法記念日

50代独身無職。

今日は5月の3日、憲法記念日
毎年変わらない祝日の一日だ。

日本国民には記念すべき日かもしれない。
GWで嬉しい日なのかもしれない。
特に意識する事のない祝日かもしれない。

人によってどんな色にも見えるだろう
十人十色の日だ。

そんなわたしにとっては、
3年前に亡くなった母の命日。

カーネーション入りの仏花買い、
母を思いながらお墓参りに行ってきた。

わたしに子どもはいない。
だから、お墓を建てることに猛反対した。

昭和世代の父にどんなに訴えても、
母に対する責任だと譲らなかったっけ。。

こうして出来上がった母のためのお墓。

「墓じまい」を前提にしたため、
どの周りのお墓よりもこぢんまりしていた。

このこぢんまりした小さなお墓は、
なんだかとても愛らしかった。

あんなに反対してたのに、
わたしが一番気に入ってしまいほどに。

石屋さんに「すごい可愛い!!」と
つい興奮気味に言ってしまったくらい。

石屋さん
「そうでしょう、そうでしょう😊」

墓じまいをするにせよ、わたしと父の思いを
リスニングして墓を建てた業者さんのセンス
とプロ魂に脱帽した。

ちなみにお墓の建立費は40万↑で、
魂入れ、お墓の開眼で5万程飛んだ。

このお金好きに使って良いなら、
一体なにに使っただろう。

家を快適にするためのお片づけ代、
おNEWエアコン購入~取付と工事費と
おNEW冷蔵庫等に使いたかったな。。


お墓参り。

母はここにはいないのに、他の誰かも
するように同じくお墓参りをする。

良いかどうかはわからないけど、
きっとこの習慣もだんだんと
...無くなっていくんだろうな。

気持ちが一番といいながら、
冠婚葬祭、かなりお金がかかるもの。

味気ないような
必要なかったものがやっと
必要なくなっていくというか。

そんなことを考えながら
わたしはお墓に手を合わせる。

お彼岸と違い、誰もいない静かなお寺は
5月の日差しと爽やかな風に包まれていた。

新緑の緑に映え、とても心地が良かった。