50代独身無職になりました

50代独身無職。最愛の父の死後、おひとり様の日常。

パン屋と母とわたし

「7/30(日)付けで販売を終了いたします。
○年間のご愛好ありがとうございました。」

 

おでけけのお気に入りのパン屋さんのひとつ、
A店が今月いっぱいでお店を閉めると知り、
ショックを隠せないおでけけです。

おでけけはパン屋さんのパンが大好きです。

庶民的な価格帯を昔から貫いている
素朴なパン屋さん。

手作りハード系の田舎パン中心のパン屋さん。

ちょっと洒落た天然酵母を使い小麦の香りが
強く感じられるパン屋さん。

もうサイコー♬

小麦グルテン中毒でしょうか。
でもいいんです。
美味しいパンの誘惑には敵いません。

7月で辞めてしまう小さなパン屋さんは
ひとつひとつは小さめだけど、
控えめな小麦の旨さがたまらなくて。

天然酵母を使い手間暇かけて作られてる
のがはた目にもわかる素敵なお店です。

女性店主ひとりで作っているので、
パンの数も多くないけれど

ショーケースに並ぶパンひとつひとつが、
まるで宝石みたいに輝いて見えたのです。

愛されて作られると
パンもこんなに可愛いくなるんだ。

...なんて愛らしいパンなの!!

と思わず心の中で叫んだほど、
愛を感じたパンはこのお店がはじめて。


小学生の頃、よく買ってたパン屋さんが
閉めたときもショックだったけれど、

新規開拓して新しくお気に入りになった
お店のパン屋さんが閉まるのもショック。

なんてったって無職。
なんてったってアイドル風に※

食べることくらいしか楽しみがないのだ!!

愛らしいパンたち。
もう食べられなくなるなんて。

シューン。

せめて今月いっぱいはなるべく通って、
こちらのお店のパンをたくさん頂きます。


在るものはいつかは無くなるもの。

無くしてからはじめてわかる、
はじめて気づくバカなわたし。

だからこそ、今目の前に在るものを
思い切り味わうことがどれだけ大切か。。


父と母がまだ若くて
わたしが何も知らずに居た頃のこと。

夏の日、セミの声、夕立ち、プール。
生きたくなかった早朝のラジオ体操。
すいかにクリームソーダに焼きそば。

感謝しか出てこないな。。


8月は父の一周忌。

お父さん
お母さんとそっちで仲良くしてる?

親孝行出来なくてごめんね。
優しく出来なくてごめんね。

あなたたちの望んだように結婚して、
子ども(孫)がいる日常を与えられなくて
心配ばかりかけさせちゃってごめんね。

これでも毎日、ちゃんと生きてるよ。

仕事してないけど毎日ごはん食べてるし、
ごはんが美味しいって思うよ。

がんばってないけど、生きてるよ。

夢くらい出てきてよ。
なにか言ってよ。

ねえ、お母さん。

おでけけ、よくやってるね。
お母さん、天国からいつも見てるよ。
応援してるから、見守ってるからね。

大人になってから
いい子いい子~って頭撫でてーって
お願いしたら、やってくれたよね。

そう言ってよ、また。
言って欲しいよ。

お母さん大好き。

また会えること、楽しみにしてる。


今日の良かったことチャレンジ☆
15日間分の4回目。

・無職でも国民健康保険税を支払えた。

・お気に入りのパン屋さんで、好きなパンを
選んで食べた。最高に美味しかった。

・残り物の野菜で具だくさんお味噌汁を作った。

・のんびりした時間を過ごした。

・冷たいお茶が美味しかった。

・母との思い出に浸った。