ひとりの小さな手
なにも出来ないけど
みんなの手と手を合わせれば
なにか出来る なにか出来る
猫さんの手をうっかり借りると、
なにも出来ない時間が流れます。
無駄な時間を過ごせます。
「無駄な時間を過ごす。」
そんな余裕を味わうことが出来ます。
「効率的、合理的、利便性。」
そんな現代の流れの外に出られます。
無駄な時間をすごしてはいけない。
なにか将来のためにしなければ。
そんな強迫観念から抜けてみたら、
小さな手の温もりを存分に味わえて。
空が青くて綺麗なことが見えてくる。
呼吸が楽になる。
効率ばかりで生きてた時は
正しい事はしているけれど
喜びや嬉しい気持ちが少なかった。
身体がいつも緊張していて、
取り残される不安と孤独に苦しかった。
手の温もりを感じることも
きっと味わえずに
ずっと心がギスギスしてたと思う。
あなたの手が可愛いことを知れて良かった。
無駄な中に宝物がいっぱいあることを
知ることが出来て良かった。