50代独身無職になりました

50代独身無職。最愛の父の死後、おひとり様の日常。

ひとりの小さな手

なにも出来ないけど

みんなの手と手を合わせれば

なにか出来る なにか出来る

猫さんの手をうっかり借りると、
なにも出来ない時間が流れます。

無駄な時間を過ごせます。


「無駄な時間を過ごす。」
そんな余裕を味わうことが出来ます。

「効率的、合理的、利便性。」
そんな現代の流れの外に出られます。

無駄な時間をすごしてはいけない。
なにか将来のためにしなければ。

そんな強迫観念から抜けてみたら、
小さな手の温もりを存分に味わえて。

空が青くて綺麗なことが見えてくる。

呼吸が楽になる。


効率ばかりで生きてた時は
正しい事はしているけれど
喜びや嬉しい気持ちが少なかった。

身体がいつも緊張していて、
取り残される不安と孤独に苦しかった。

手の温もりを感じることも
きっと味わえずに
ずっと心がギスギスしてたと思う。

あなたの手が可愛いことを知れて良かった。

無駄な中に宝物がいっぱいあることを
知ることが出来て良かった。