50代独身無職になりました

50代独身無職。最愛の父の死後、おひとり様の日常。

パンツと恋愛

は、はてなブログが開かない...

50代独身無職。
待つしかない時を過ごしました。

やっと開いたのでブログ再開。

恋話。

50代になって「恋愛の話」なんて
若い頃の自分が知ったら、きっと
「キモッ」の一言で終わりそう。


50代独身無職のわたしにも
9歳年下の彼が居る。

10年恋人なし期間を過ごした後に出来た。
出会った場所は「婚活BBQイベント」

同棲してた彼がいたこともあったけど、
彼の借金問題と性格に「一緒にいる」
ことが苦痛になり別れた。

その頃は40代。

ひとり孤独に死んでいくことを思うと、
それはぜったい嫌だと婚活に励むのだが、
まあまあ酷い目にあったりした^^;

わたしはある時から
「やっぱり男が欲しい」と素直に認めた。

男が欲しい。だなんてなんと
あばずれ表現なのか知らんけど。

「自分を心から愛しいと思ってくれる
異性の存在」を求めていたのだ。

そして今の彼に出逢う。

よくある最初の男女の探り探りな会話
などもなく、すうっと入ってくるような
心の距離が心地よい相手だった。


突然だが、彼は肥えている。


肥えているがゆえ、よく食べる。
糖尿の薬も飲んでるし、借金もある。

なぜ恋人関係を続けているのか?
と問われたら一言「居心地が良い」だ。


完璧な人はいない。
わたしも完璧じゃない。

素晴らしい条件の人と恋人関係になる。
というのを自分に課せると、相手からも
それを課せられると思い込むだろう。

そんな恋愛はウンザリだ。

マイナス面はあっても
総合的にプラスの面の方が多く、
バランスは成立している。


少し前まで、彼のマイナス面を
なんとかしようともがいて苦しんだ。

糖尿のことを考え、油物は控えてよ。
たばこも身体に悪いし臭い。

大人なんだからしっかりしてよ!と
...まるでクチうるさい母親のように。

ちゃんと出来ない彼に腹を立て、
こんなヤツとは別れる!と真剣に悩み、
眉間にシワを寄せていた。


...疲れた。

彼のダメなところに神経をピリピリさせ、
楽しいはずなのに笑えなくなっていく。

わたしはなにをしているんだろう。
わたしはなにを怖がっているんだろう。


彼が病気で死ぬのが怖い。
自分の前から居なくなってしまうこと、
借金でお金に苦労することetcetc...

ああ、こんなこと怖がっているのか。

そうだよね。それだけ大切に思う
そんな相手が自分にも存在してる。

愛する者がいなくなる怖さは、
愛する者を得た証拠だ。

それから自分の考えを少し変えた。

彼の母は世界でただひとり。
わたしは彼の母にならなくていい。

わたしは彼のマイhoneyなのだ。
スウィートに愛されることが役目なのだ。

だから彼のダメなところにいちいち
口を出さなくていい。けれど
我慢出来ない時はめちゃ出していい。

彼に借金があるのも
彼が肥えているのも
彼の責任。

わたしがなんとかすることではないし、
わたしの責任ではない。

あの時助けたかった母の代わりに
彼のすべてを背負わなくていい。
わたしがなんとかしなくちゃ。を止めよう。

急には止められない、癖だから。
最初は葛藤しながら意識しよう。

わたしは彼のマイhoneyである。
ことを許してあげよう。

彼のお母さん役を降りてから、
(時々出てしまう)わたしはやっと
恋を楽しめるようになった。


恋をすることは
自分と向き合うことになる。

酷いことも多々あったけれど、
恋愛は自分の愛し方を教えてくれた。


恋人だけでなく、友人や一緒に居る人は
常にパンツ選びと似ていると思ってる。

若い頃のパンツは、可愛くて見た目重視。
下半身冷えまくりだが、それが良かった。

今のわたしの好みは違う。

とにもかくにも肌触りと着心地の良さだ。
お腹すっぽり包むあたたかさ&安心感。

一緒に居て無理のない感じがいい。
窮屈なのは嫌だ。

かといって、まったく気遣わないとか
思いやりを感じられないのも論外。

ほどほどにちょうどいい。そんな
絶妙さを感じられたらしあわせ。


彼、彼女は自分になにをしてくれる、
してくれないをとりあえず置いて。

自分に心地よく
笑顔の時間が増えているなら

それは素敵な恋をしている。
と言ってよいのだろうね。

痛い思いをたくさんしたからこそ、
いい恋出来るんじゃあないのかなと
おばさんは思うぞ。

あたしもそう思うわよー!!

ココロのオネエは頼りになる。